「イヤーーーーーーーーー!!!!!!!!!」
ドカンッ!
少女は大きな声で叫んだ。
それと同時に彼女の霊圧が一気に上がり、男達はガタンッ!と音を立てて次々と倒れていく。
その光景に少女は呆然とし、このわけのわからない状況に自然と涙が溢れ、幾筋もの涙が頬を伝ったのだった。
私の居場所
十番隊隊長である日番谷は自分の隊の執務室でお茶をすすりながら真面目に仕事をしていた。
すると、ドカンッ!!といきなり大きな霊圧を感じ、書類から顔を上げる。
「これは・・・」
あまりの霊圧の大きさに日番谷は驚きを隠せない。
「隊、長・・・」
「松本!!」
するとドアに寄りかかりながら松本が執務室に入ってきた。
「大丈夫か!?」
「はい・・・私は、なんとか・・・」
松本は少し苦しそうに答える。
副隊長である松本がここまで苦しんでいるのだ。
他の平隊員は倒れている者さえいるだろう。
「隊長、それより・・・」
松本が言葉を続けようとしたとき、地獄蝶が執務室に入ってきた。
地獄蝶は日番谷の肩に止まり伝令を伝え始める。
総隊長からで内容は、この霊圧の原因をつきとめよ、ということ。
「松本、ここは任せる。無理はするな」
聞き終えた日番谷はそう言って、足早に執務室から出て行く。
松本は辛そうながらも彼の命令に従った。
霊圧を感じたのは流魂街でも一番治安の悪い、一番離れた場所。
日番谷は瞬歩でいまだ放出されている巨大な霊圧に近づいていった。
森の中に入り木の枝の上を走っていくと霊圧の発信源である場所のところまで辿り着き、木の上からおりてゆっくりと近づく。
木の影からのぞくと、そこには一人の少女がいた。
肩くらいまでの黒い髪に、それと同じ真っ黒な大きな瞳。
その瞳からは大粒の涙が流れており、その少女は乱れている服を胸のところでかき集め座りこんでいる。
そしてその近くには数名の男共が倒れていた。
それを見た日番谷はここで何があったのかすぐに察しがついた。
けれどこの大きな霊圧の持ち主がこんな少女だとは思わず驚きを隠せない。
すると日番谷の存在に気づいた少女は、こちらを見て目を見開き驚いた顔をする。
そして怯えた顔に変化した瞬間、大きな霊圧が日番谷を襲った。
いきなりの攻撃に驚きながらも、日番谷は冷静に空中で一回転して力を殺しきれいに着地する。
日番谷は目を鋭くさせ、氷輪丸に手をかけ刀を抜こうとした。
が、その前に何者かに前をさえぎられた。
「お待ちください」
それは四番隊隊長の卯ノ花であった。
いつの間にか他の隊長達も来ており、皆この光景に少なからず驚いているようだ。
そんな中、卯ノ花はゆっくりと少女に近づいていく。
少女は彼女を攻撃せず、ただ泣きながら怯えた表情をしている。
卯ノ花は優しく微笑みながら少女のところに向かい、少女の前に辿り着くと座っている彼女と視線を合わせゆっくりと抱き寄せる。
「もう大丈夫ですよ」
そう言って卯ノ花は少女の髪をゆっくりとなでてやる。
少女は彼女の優しい手つきに、さらに涙を流し彼女に抱きついた。
卯ノ花はそんな少女を安心させるように髪をなでる。
優しく、労わるように髪をなでる卯ノ花。
この状況に混乱している少女にとってそれは救い以外の何ものでもなかった。
すると霊圧は少しずつ下がっていき、完全に収まるころには少女は卯ノ花の腕で泣き疲れて眠ってしまっていた。
戻る
え〜と、卯ノ花さん夢?
な、なんで?
そんなつもりなかったんだけど
このあと少女はしゃべれなくなります
ってか、それを書きたかったはずなのに・・・
何でこうなったんだろう?
一応、この後続きます(まだ書いてないけど)
気が向いたときに書こうかな、と
日番谷くんとか市丸さんとか兄さまとかを書ければいいな