「剣菱何やってるの?」




公園の横を通ると、剣菱がいた。




「あ〜、びにょ〜にちゃんだ〜」
「あんた、部活は?」
「今日は珍しくないんだ〜」
「ホント珍しいわね。で、部活が休みでも練習してんだ?」




彼は手にバットを持っていた。
素振りをしていたようだ。




「そういうちゃんはどうしたの〜?」
「あたしは今日の夕飯の買い物」




あたしはそう言って、手に持っていた袋を持ち上げた。




「そういえば、びみょ〜に一人暮らしだっけ?」
「そう、おかげで家事は完璧よ」
「なら今日夕飯食べに行ってもいい?」
「は?」




彼の言葉に一瞬言葉を失った。




「あんた寮でしょ?門限とかあるんじゃないの?」
「あるよ〜。びにょ〜に大丈夫じゃない」
「や、大丈夫じゃないでしょ。怒られても知らないわよ」
「平気〜平気〜」




あたしはため息をついた。
彼は来る気満々らしく、荷物を片付けている。




ちゃん行こ〜」
「はいはい、分かったわよ」




結局そのまま剣菱と一緒に帰ることになった。




















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