番外編  情勢 〜その後〜










「ねぇ、姫君。
何であの時、あんなふうに思ったんだい?」



ヒノエ君が私の部屋に来て、日々の出来事などを話していたとき、ふと思い出したかのように彼が聞いてきた。



「ああ、あれ。
私向こうに居た時、本で読んだんだよね。

時を審(つまびらか)にし〜って。


確か、時期を観察し、形成を把握する。
何も知らないで戦いに挑んでも負けるだけ、だったかな。
他にも『三十六計』とか『孫子』とか色々読んでたんだ」



私が笑顔で答えると、彼は何故かため息を吐いた。



「どうしたの?ヒノエ君」



「いや・・・頼むから試そうと思って屋敷を飛び出さないでくれよ・・・」
「大丈夫よ。そんな無謀なことしないって」



私が笑顔で答えると、彼はまたため息をついた。
















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実際に私は『三十六計』とか読みました。
意外に面白かった。