足の治療をしてもらいドリンクの準備をする。
最初、亮たちが手伝うと言ってくれたが「あたしの仕事とる気なの?」と言ってやんわりと断った。
グラウンドに戻ると、そこにはあの子が凄い形相でこちらを見ていて。
小走りに笑顔でこちらへとやってきた。
もちろん笑ってはいるが、目が笑ってない。
そして腕を掴まれて、皆に声が聞こえないところまで連れてかれた。
「あんた、遅いんだけど!今まで何やってたわけ!?」
何って、こっちにも色々あるってのに・・・
そう思うなら自分でドリンクの準備すればいいじゃない。
気分を害されたくなくて、喚く彼女を適当にあしらいドリンクを配るように言ってはその場を離れた。
亜矢子(尾花沢の姪)視点
何なのよ、あいつ!後でシメてやる!!
ムカつきを押さえながらも、笑顔で選手にドリンクを配る。
「ドリンクどうぞvv」
「あっ、ありがと。・・・・・・・う、うまい!これ君が作ったの?」
「もちろんよ。おいしくいただいてねvv」
笑顔で渡すと、馬鹿な男共は頬を染めながら受け取っていく。
「ねぇ」
後ろから声をかけられて振り向いてみると、そこには先にドリンクを渡した翼くん(チェック済み)が居た。
「あっ、翼くん!どうしたの?」
笑顔で言うと、一瞬怪訝そうな顔をされた・・・気がした。
「・・・・これさ、あんたが作ったの?」
「そうよ」
「・・・ふ〜ん、そう・・・」
「どうしたの?翼くん。もしかしてそのドリンク口に合わなかった?」
目に涙を溜めて上目遣いで言う。
大抵の男はこれで落ちる。
「このドリンクは美味いよ。っていうかさ、『翼くん』って呼ばないでくれない?
僕、あんたに名前で呼ぶの許した覚えないんだけど。
名前で呼んでいいのは気に入った奴だけって決めてるからね。
あんたにそう呼ばれるの、すっごく不愉快だからやめてくれない?」
一気にそういうと、彼は足早にこの場を去った。
周りに居た男共もこれには呆然。
はっと我に返ると、周りの男共は次々に非難し始める。
「なんだよあいつ!Bのくせして生意気だぞ!」
「そうだそうだ!しかも尾花沢さんにひどいこと言いやがって!!」
「いいの!・・・私が悪いんだもの。彼のことを悪く言うのは止めて・・・・」
涙目になりながら上目遣いでそう言うと、周りに居た男共は顔を赤くする。
ふっ、こいつら落ちたな。
翼視点
もう一人のマネージャーに渡されたドリンクは美味しくて。
あいつが作ったようには思えなかった。
「ねぇ」
「あっ、翼くん!どうしたの?」
声をかけるとこいつはさも当然のごとく俺の名前を呼んだ。
許した覚えもないのに笑顔で言ってくるこいつがムカついた。
「・・・・これさ、あんたが作ったの?」
「そうよ」
「・・・ふ〜ん、そう・・・」
「どうしたの?翼くん。もしかしてそのドリンク口に合わなかった?」
目に涙を溜めて上目遣いで言う。
これで今まで男共を落としてきたのかもしれないけど俺に効く訳ないじゃん。
「このドリンクは美味いよ。っていうかさ、『翼くん』って呼ばないでくれない?
僕、あんたに名前で呼ぶの許した覚えないんだけど。
名前で呼んでいいのは気に入った奴だけって決めてるからね。
あんたにそう呼ばれるの、すっごく不愉快だからやめてくれない?」
一気にそういって足早にその場を去った。
「翼」
振り向くとそこには柾輝たちが居た。
「あのマネージャーなんだって?」
「このドリンクを作ったのは自分だって当然のように言いやがった」
「はっ?これってが作ったんじゃねぇの!?」
五助が驚いたように言うと弟の六助が呆れたように(というか呆れて)言った。
「に決まってるだろ。あいつがこんなに美味いドリンクを作れるとは思えねぇ」
「確かにな。まっ、がどうにかするだろ」
だからそうかっかするな、と柾輝が言いながら俺の頭を軽く叩く。
それを振り払い、このときの俺は怒りを抑えるので精一杯だった。
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色々な人の視点を書いてみました。おかげでほとんど話が進まなかった_| ̄|○
なんか凄いことになってってる気がする。ちゃんとまとまるかな(汗)