ここはどこだろう・・・




















変わらない日常。





いつもどおり学校に行き、いつもどおりバイトに行って、いつもどおり家に帰ってくる。





そんな平凡な暮らしが幕を閉じようとしていた。





「帰りにカラオケ行かない?」
「あ〜、ごめん。これからバイトだから行けない〜」





私は苦笑いをしながら答えた。





「そっか。残念。じゃ、バイト頑張れー」
「うん、バイバイ。また明日ね」





私は友人と別れ、学校を出た。













三時間後・・・





バイトが終わった頃は、すっかり暗くなってしまっていた。





今の季節は、秋。





夏とは違い、だんだん日が短くなっていて、暗くなるのも早い。





私は、空の月と星の光を浴びながら岐路に着く。







ふと、妙な感じがした。





いつも通る道。それはなんら変わりは無いのに、何故か違うように感じた。





私は、少し怖くなり、足早に帰ろうとした。





ちりん





何か音が聞こえた。





私は立ち止まって、何の音か確かめようと耳を澄ました。





ちりん





鈴か何かの音だと思った、その瞬間。





いきなり周りが光りだし、視界が真っ白になり、私は眩しくて目を瞑った。











どのくらい目を閉じていたのか分からなかった。





本当はほんの数秒のことなのだろうけど、私はそれが長く感じた。





周りが眩しくなくなり、私はゆっくり目を開けた。





そして、視界に飛び込んできたのは見慣れた町並みではなく、





うっそうと茂る木々たちだった。

























 >>