あなたは一体誰ですか?




















「あたし、何でこんなとこいるんの!?一体ここ何処よ!?」





私は、呆然としてしまった。






周りを見渡してみても、木、木、木。





暗くてよく分からないが、人がいる様子は無かった。






私は思わずため息をつき、歩き始めた。











十分くらいたった時。





がさがさ





私はビックリして、音のしたほうを見た。





「おい、こんなところに女がいるぞ」





そこには刀を腰に下げ、鎧をつけた柄の悪そうな男がいた。





その男の声によって、数人の似たような男達が来た。






「本当だぜ。こりゃいいや。あの女を捕まえるぞ」





その言葉とともに、男たちは私に向かってきた。





私は怖くて声を出すこともできず、その場から逃げた。





「あ、待ちやがれ!」





男たちが、追いかけてくるのを必死に逃げた。





しかし怖くて足をうまく動かすことができず、途中で木の根に足を引っかけてしまい転んでしまった。





立ち上がろうと身体を起こしたとき、すでに私を囲むように男たちが来てしまった。





「はは、大人しくするんだな」





下品な笑いとともに、一人の男が手を伸ばし、私は目を瞑った。








「あれ?」





いつまでたっても、何も起こらない。





私はそっと閉じた目を開いた。





そこには、一人の若い男と、さっき私を襲おうとした男たちが血まみれで倒れていた。





その若い男は長い三つ編みをしていて、大きな刀みたいなのを持った少年だった。





「おい。大丈夫か?」





私は、呆然としていると少年が声をかけてきた。





「えっ、あ、はいっ。大丈夫です」





私は少年の言葉に安心して脱力した。





すると、何かが頬を伝った。





それはどんどん溢れてきてしまい、私は一瞬何が起きたのか分からなかった。





自分が泣いているのに気づき、顔を見られたくなくて、下を向いた。





すると、少年が私の近くに来たのが分かった。





私は、どうしたのだろうと顔を上げようとしたら、少年に抱きしめられた。





彼は右手を私の頭の後ろに沿え、左手は私の背中に回っていて、なだめるように背中を数回叩いてくれた。





私はさらに泣きたくなって、彼の肩に頭を乗っけて泣き続けた。





そうすると、彼はまた背中を軽く叩いてくれてた。





















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