1話 変化
変わらない日常。
いつもどおり学校に行き、いつもどおりバイトに行って、いつもどおり家に帰ってくる。
そんな平凡な暮らしが幕を閉じようとしていた。
「〜。帰りにカラオケ行かない?」
「あ〜、ごめん。これからバイトだから行けない〜」
私は苦笑いをしながら答えた。
「そっか。残念。じゃ、バイト頑張れー」
「うん、バイバイ。また明日ね」
私は友人と別れ、学校を出た。
三時間後・・・
バイトが終わった頃は、すっかり暗くなってしまっていた。
今の季節は、秋。
夏とは違い、だんだん日が短くなっていて、暗くなるのも早い。
私は、空の月と星の光を浴びながら岐路に着く。
ふと、妙な感じがした。
いつも通る道。それはなんら変わりは無いのに、何故か違うように感じた。
私は、少し怖くなり、足早に帰ろうとした。
ちりん
何か音が聞こえた。
私は立ち止まって、何の音か確かめようと耳を澄ました。
ちりん
鈴か何かの音だと思った、その瞬間。
いきなり視界が真っ白になって、とっさに目を瞑った。
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