家の中に入ると、出迎えてくれた玲さんが驚いた顔をしていた。


その足どうしたの!?」
「あはは・・・ちょっとどじっちゃって。
でも、見た目ほど酷くはないよ」


苦笑いしながら答えると、玲さんはため息をついた。


「その足じゃ明日からの選抜のマネージャーは無理かしら・・・」
「全然平気だよ!これくらいどうってことないよ」
「でも・・・」
「玲さんお願い。マネージャーやらしてください。
足手まといにならないようにするから」


真剣な目で見つめると、玲さんはまたため息をついた。


「無理しちゃダメよ」
「うん!ありがとう、玲さん」


笑みを浮かべながらお礼をいい、玲さんにお願いして翼に怪我のことを内緒にしてもらった。



・・・余計な心配かけたくないしね。



















「そういえばに言い忘れてたことがあるんだけど」
「何?」
「実はマネージャーがもう一人いるのよ」
「ふーん。そうなんだ」
「それでね。その子を押したのが尾花沢っていう禿げた親父なんだけど」
(酷い言われようね。私も好きじゃないけど)
「何かしら、?」
「ううん。なんでもない」
「その馬鹿なジジイが推薦した子なんてちょっと信用できないのよ。
ちゃんとした子ならいいんだけど・・・」
(どんどん酷い言われように・・・)
?」
「はい、ごめんなさい。何でもないです。
えっと、それで?」
「だからね。ちょっとこの合宿、貴方にとっても辛いものになるんじゃないかって心配なのよ」


玲さんはため息をつく。(今日玲さんため息ばっかついてるな・・・)


「・・・心配してくれてありがと。でも大丈夫だよ。あたしそんなに柔じゃないし。
玲さんこそそんなにため息ついてたら幸せ逃げちゃうよ」


微笑むと玲さんも笑みを浮かべてくれた。


「それもそうね。ならきっと大丈夫でしょ」








そして夜は更け、翼から怪我のことを何とか誤魔化し選抜合宿1日目を迎えた。

















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