部屋に行くと、ハゲの姪が居た。
こちらに気付くとあからさまに嫌な顔をされる。
「やっぱり同じ部屋なんだ〜。最悪〜。
こっちに迷惑かけないでよね〜」
あんたがあたしにとって迷惑なんだけどな・・・
「それから〜。私ドリンクの用意とか全然やり方知らないんだよね〜。
だからさ、あんたがやっといてくれない?」
自己中にもほどがあるんだけど・・・
教えてもらおうと言う気はないわけ!?
・・・・・・落ち着け、自分。あたしのが年上なんだから。
冷静に、冷静に・・・・
「・・・・・わかった。
それじゃあ、配るほうをお願いしてもいいかな?」
「当り前じゃ〜ん。あんたなんかより私に渡してもらったほうが皆喜ぶに決まってんじゃん」
・・・・・・・・この子、殴ってもいいですか?
「まっ、話分かる子でよかったわ〜。
私に逆らったらどうなるか、分かってるわよね?」
一体どうなるってのよ。
ってか、全然怖くないし。
あたしがあんたをどうにかしてやろうか?
「・・・うん。わかった」
小さな声で返事をすると、彼女は満足そうな顔をして部屋を出て行った。
思わずため息が出る。
「・・・・・マジムカつく・・・・・・・・」
「あっ、」
グラウンドへ向かおうと部屋を出た時、ちょうど玲さんに呼び止められた。
「どうしたんですか?」
「とあの子を同じ部屋にしちゃったんだけど、大丈夫だった?」
・・・全然大丈夫じゃないです・・・・
「そう、やっぱり・・・・
どうする?部屋、代えてもらう?」
その前に心の中を読まないでください・・・
「読んでないわよ。の顔に書いてあるんだもの」
「・・・そうですか」
「何かあったら言いなさい。貴方は必要な子なんだからね」
玲さんが真剣な顔で言った。
必要とされていることが伝わってきて、嬉しくて。
「ありがとう、玲さん。頑張るね」
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