練習開始。







まずは体力テストならぬ技能テスト。
あたしは50m走の記録係になった。(あの子は知らん)











記録を取っていると、次は武蔵森メンバーの番になった。
まずは犬から。


「ピッ!」


彼はばっと勢いよく走る。



・・・・さすが、犬。
足、やっぱ速いや・・・



「カチッ・・・6秒フラット」



おお〜、原作通り。



次に亮や渋沢さんも走る。
やっぱり足が速くて、6秒台であった。



けれどその後、小岩の『韋駄天走り』によって犬の記録を破られることになったのだが。









50m走の記録は終了し、そろそろドリンクの準備をしようかなと思ったとき、後ろから思いっきり抱きつかれた。
その瞬間、怪我をしているほうの足で身体を支え激痛が走った。
思わず顔をしかめたが、すぐに体から重みが消えた。


顔を上げると、目の前には亮がいた。
後ろでは犬の悲鳴が聞こえた。


「いって〜、いきなり何すんですか!?三上先輩」
「お前が何やってんだよ」
「そうだぞ、藤代。さん、大丈夫だったか?」
「あっ、はい。ありがとうございます」


心配してくれた渋沢さんにお礼を言う。



・・・・それにしても、中学生とは思えない落ち着きようだなあ。
それに、なんか和む・・・






「さっきはごめんね。俺は藤代誠二。よろしく」
です。3日間よろしくね」
「よろしく〜。あのさ、さんって三上先輩と知り合いなの?」
「何で?」
「だって、ミーティングが終わった後一緒に居たじゃん!
しかも、女の子なのに三上先輩と渡り合うなんて俺マジ尊敬!!」
「見てたんだ(汗)ってか、渡り合うって・・・あれはあたしが苛められてたのよ」


「どういう意味だ?」



・・・そういえば居たんだっけね(汗)



ゆっくりと亮の方を向くと、彼はデビスマを浮かべていた。
犬も亮の存在を忘れていたらしく、冷や汗をかいている。




「・・・・・・・あたしドリンクの準備しなきゃいけないから行くね。じゃあね」
「あっ、ずるい!」



思わずその場を去る。
犬はそのまま亮に捕まっていた。



さようなら、藤代。
あたしのために犠牲になってね。






















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