「あ〜、微妙にすっきりした・・・」
は洗濯機を操作しながら、一人つぶやいた。
あの後は一馬から汚れたものを受け取り、ついでにカザ君に謝りに行った。
カザ君は「こっちこそごめんね」と素直に謝った。
「・・・・・あの子にもカザ君ぐらい素直だったらどんなに良かったことか」
洗濯している間をどうしようかなと思っていると人がやってきた。
「あれ、天城くん?」
「・・・飛葉のマネージャーの」
「だよ。天城君も洗濯?」
そういうと「ああ」と言いながら天城は服を洗濯機の中に入れている。
「・・・何聞いてるの?」
そういうと、天城がイヤホンを渡してくれた。
耳に当ててみると、流れてくるのは異国の言葉。
「・・・ドイツ語?」
「ああ」
「ドイツに興味あるんだ(そういえばハーフだったね)」
「まあな」
「ふーん。じゃあ、これなんていってるか分かる?」
「Sie mogen den Fusball.」
「・・・・貴方はサッカーが好きです」
「正解」
「ドイツ語分かるのか?」
「まっ、多少はね。
じゃあ次は・・・・・」
ピーーー
「あ、止まった」
はそう言って洗濯機の蓋を開けて中身を取り出す。
「うしっ、天城君。付き合ってくれてありがとね」
「いや、こっちこそ色々とありがとな」
「いえいえ。もし何かあったら言ってね。力になれるかわかんないけど」
「サッカーのことでも、ドイツ語のことでも」と笑って言うと、天城が少し嬉しそうな顔をする。
「ありがとな。お前もマネ大変だろうけれど、頑張れよ」
「ありがとう、じゃなくて『Danke.』」
そういうと、天城が優しく笑った。
「Wie tuend.」
は笑顔で返して部屋を出て行った。
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天城との会話でした。
ヒロインはドイツ語も分かってしまう設定で。
ただ単に、天城と会話したかっただけだけど。
「Danke.」→「ありがとう」
「Wie tuend.」→「どういたしまして」 です。
多分あってるんじゃないかと。