「これの何処がちょっとですって?」
玲さんは笑っている。
でも、目が笑っていない。
額に怒りマークが見えてる気がする・・・
こ、怖いよ〜〜〜〜!!!!!
廊下を歩いていると、玲さんに声をかけられた。
「」
「あ、玲さん」
「さっき翼に聞いたわ。思いっきり啖呵きったんですってね」
「・・・・まぁ、ね。ちょっとイラついててさ。でも、ごめんなさい。勝手なことして」
「ああ、明日のマネのこと?大丈夫よ、貴女に無理させたくないし」
「でも万が一の場合に備えて一応ドリンク作っとくから」
「あまりにもひどかったら、そっちを皆に配ってくれません?」と頼むと、玲さんは快く引き受けてくれた。
「そうだ、。今から私の部屋に来なさい。足見てあげるから」
「えっ!?」
は思わず焦った声を出した。
実は、今日一日ずっと動き回っていたため、昨日より酷くなっていて。
それを見た玲さんの反応が容易に浮かび・・・・
「だ、大丈夫だよ!!そんなに酷くないし!!」
「気にしないで、ね!」と言うと、玲さんが訝しげな表情をした。
「。貴方何か隠してるわね」
「そんなことないよ!」とは目線をそらしながら言う。
「なら、ちゃんと私の目を見てもう一度言ってくれる?」
玲さんはにっこりと笑った。
「・・・・・・ごめんなさい」
「実は昨日よりも少しだけ腫れちゃったんです」と言うと、玲さんがあからさまにため息をついた。
「やっぱり・・・
私の部屋まで我慢できる?」
「うん」
そしては玲さんに連れられ、その場を後にした。
部屋に着くと、ソファに座るように指示される。
おとなしくそこに座って待っていると、玲さんが救急箱を持ってこちらにやってきた。
「足、見せて」
は言われるままに足を差し出す。
内心穏やかではない。
玲さんは足に巻いてあるものを解くと、驚いた顔をした。
そして、にっこりと笑ってこちらを見る。
「これの何処がちょっとですって?」
ヒィッ!!!
ご、ごめんなさい!!
玲さんはふぅ〜とため息をついた。
は思わず肩をびくっと震わせ、怯えた顔で玲さんの顔を見た。
「あ、玲さん・・・?」
「」
「はい!」
「明日、病院に行ってきなさい」
「へっ?」
は思わずマヌケな声を出してしまった。
「え?な、何で?」
ビクビクしながらも、理由を聞いてみると玲さんの雰囲気ががらりと変わった。
「何で、ですって?」
「こんな状態なのに、何でも何もないでしょ!!??
何!?この腫れ具合!!!
これの何処がちょっとなの!!!???
昨日よりも思いっきり腫れてるじゃない!!!!!」
玲さんが怒鳴る。
は目を見開いて、呆然としてしまった。
玲さんは気を落ち着かせるために、何度目かのため息をつく。
「怒鳴ってごめんなさい。
でも、お願いだから病院に行ってちょうだい」
玲さんは懇願するように言った。
結局、あの後は明日病院に行くと玲さんと約束したのだった。
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ヒロインにとって玲さんはお姉さん的存在で、
玲さんにとってもヒロインは妹のような存在で、とても大切な家族だと思っています。
だから時として本気で怒るのです。
本当に大切だから。