「やっと着いた〜」



新幹線に乗り続けて数時間。
やっと九州に到着しました。



「あ〜、ずっと座ってたから肩こっちゃったよ〜。って、それよりこれからどうすればいいんだろう?」



おば様の話では駅に迎えに来てくれるって聞いたんだけど。







「おい、きさんがか?」
「え?」







はばっと振り向く。
相手の顔を見た瞬間、は固まった。



そこには黒髪の少年が立っていた。
しかも迷彩帽子を被っていて、攻撃的守護神と謳われたお方によく似ていらっしゃる。



「きさん、聞いとんのか?」
「あっはい!あたしがですけれども・・・」
「俺は功刀一たい」



ああ、やっぱりそうだった・・・



「今から家に案内しちゃるけん。ついてこい」
「あっ、はい。ありがとうございます。これからよろしくお願いします」
「ん」



そう言ってカズさんはすたすたと歩いていく。
は急いで松葉杖をつきながら彼の後を追った。























駅から歩いて10分。
目の前には翼の家と変わらない大きさの家がそびえ立っている。



「ここが俺んちたい」
「・・・大きいですね」
「そうか?まぁいいから入れ」
「お邪魔します」



玄関を抜け、リビングらしき部屋に通されと、そこには優しそうな女性が立っていた。



「貴女がちゃんね。私はそこの仏頂面した子の母の功刀早苗というの」
「あっよろしくお願いします」
「おい、お袋。誰が仏頂面じゃ」
「カズに決まってるでしょ。ほんと愛想ないんだから」
「黙っとれ」



そう言ってカズさんはリビングから出て行った。



「ごめんなさいね。あれで根は素直なのよ」
「いえ、気にしてませんから」
「それは良かったわ。あっ、病院のことなんだけど今日行ってみる?それとも、明日にする?」



「疲れているでしょう?」と早苗さんは優しく言った。
どうやら気を使ってくれてるらしい。



「いえ、そんなに疲れてませんし。今から行ってもいいですか?」
「それなら送ってくわ」






そのままリビングを出て車に乗り込み、は病院へと向かった。





































2時間後。



診察を受けると、向こうでの根回しにより手術は明日となった。(それにしても早いな)
別に入院する必要はないらしいから、明日また病院に来ればいいそうだ。



いすに座り、持ってきた小説を読みながら会計の順番を待っていると、コンッと頭を叩かれた。



「あ」
「よっ!」
「どうも」



カミサマは片手を挙げて挨拶をした。
は読んでいた小説を閉じる。



「怪我の具合どうだ?」
「明日手術」
「へぇ〜」



カミサマがどうでもよさそうに返す。



「ねぇ」
「何だ?」
「『準備』ってこのことだったの?」
「このことって?」



カミサマがニヤニヤと笑う。



・・・絶対分かってて言ってるな。



「居候先のことよ」
「当たり。なかなかいいアイデアだろ?」
「あのね〜・・・」



思わずはため息をつく。



「向こうに子供がいるって言った時点で気付けよな」
「お世話になるってことしか頭になかったのよ。まさか居候先がカズさんの家だったなんて・・・」
「くっくっ。まっ、俺は楽しめたからいいけどな」


カミサマは楽しそうに笑う。
そんな様子の彼に思わずは睨む。



「そう睨むな。せっかくだ、こっちでの生活を楽しめよ」



「じゃあな」と言って、カミサマは去っていった。














































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ついにカズさん登場!

方言適当でゴメンナサイ。
ってか、何気にカミサマでてるし!
次はちゃんとカズさんと仲良くなってもらわなければっ!!