このまましないのもまずいよね?
こっちに来て早10日。
翼たちに何も言わずに出てきて10日。
すぐに連絡あるかなって思ったけどそれも全然なくて。
これってつまり、怒ってる、ってことだよね?
「連絡するの、怖いなぁ・・・」
元は自分のせいだけど、でももうすぐ都大会だし。
頑張れって伝えたい、けど・・・・
翼絶対怒ってるよなぁ。
・・・あれ?でも、そしたらきっと連絡してくるだろうし。
それにきっと他の人も知ってるはずなのに、誰一人として連絡ないんだけど。
・・・それって皆にとってあたしはどうでもいい存在ってこと?
「・・・なんか、それはそれでヤダ・・・・・・」
「さっきから何言っとるたい」
「うわっ!?」
ドアのほうを見るといつの間にかカズがそこに立っていた。
「び、吃驚させないでしよ!」
「お前が勝手に驚いたんじゃけん。どうかしたんか?」
「・・・いや、その・・・」
「俺には言えんのか?」
「そういう訳じゃないんだけど・・・」
「?」
「あの・・・その・・・実はね―――」
意を決して、カズに今までの経緯を話した。
「あほやろ」
カズは呆れ顔で一言。
なにもバサッと切り捨てなくてもいいじゃん!(そりゃ自業自得だけどさ)
「だってさ〜」
「だってもなんもあらん。いいからとっとと電話せろ」
「う〜」
「あんま先延ばしにすっと後が辛くなるぞ」
「もう辛い〜」
駄々をこねてると、カズはあからさまにため息をつく。
すると何か思いついたような顔をし、徐に椅子から立ちあがり近づいてきた。
なぜか笑顔で。
「カズ? うきゃっ!?」
腕を引っ張られたと思ったら、いきなり浮遊感に襲われて。
あっという間に横抱きにされる。
「ちょっ!?カズ!?」
入院してから何度か抱き上げられたが、それはいつもから頼んだことで。
カズ自らすることはなかった。
は腕の中でもがくがびくともしない。
あぁ、カズも男なんだなと実感したのも束の間、カズは近くにあった車椅子にをおろした。
「あの・・・カズ?」
「公衆電話行くぞ」
そう言ってカズはシニカルに笑い、車椅子を押し始める。
はその言葉を聞いて一瞬にして蒼白になった。
・・・はっ!?
何ですか!?その笑顔!!
滅多に見たことがないんだけど!!
ってか誰かを思い出させるような笑顔だし!!(答えは亮)
日ごろの恨みかなんか?あれ?あたしなんかしたっけ?
あっ普段からかって遊んでるか。
って、もしかしなくてもそれのせいーーー!!!???
カズは楽しそうな顔をして車椅子を押し病院内を歩く。
はカズに部屋に戻ろうというが全てスルーされた。
「カズの馬鹿ーーーーーーーー!!!!!!」
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都大会がそんなに遅いわけがないと思った人。
日にちのズレはスルーの方向で。
翼に電話する理由が思いつかなかったんだんです・・・
それにしても、カズさんに馬鹿って・・・
なんて怖いもの知らずなヒロイン。(自分でさせたんじゃん)
このときのカズさんは笑って流しました。
そんなことよりもヒロインで遊べたことのほうが楽しかった模様。
次はついに翼さんが登場!
彼、久しぶりだなぁ・・・