6話 来客
私は毎日時間があるときには舞の練習をしていた。
そこへヒノエがやってきた。
「、ちょっといいかい?」
「うん、別に良いけど」
「実は今日一日は部屋にいてくれないか?」
「なんで?なんかあるの?」
「それは・・・」
「ヒノエも水臭いことをしますね」
「げっ・・」
声のしたほうを向くと、一人の男の人が歩いてきた。
ヒノエは嫌そうな顔をしてる。
「初めまして。僕は武蔵坊弁慶と申します」
「あっ、初めまして。私は・・・」
って、ちょっと待て。
私は硬直してしまった。
今、この人武蔵坊弁慶って言った?
なんで有名人が何でここにいるの!?
「?」
ヒノエの声とともに意識を取り戻した。
「あっ、何でもない。私はって言います」
「さんですか。可愛らしい名前ですね」
そんな彼の言葉に私は顔を赤くした。
「ちょっとあんた。何くどいてんだよ」
「おや、心外ですね。事実を言っただけですよ」
彼らは何か言い争ってたけど、そんなことよりも私は顔の熱を冷ますことに必死だった。
「えっと、弁慶さんとお呼びしても良いですか?」
「もちろんですよ。僕もさんと呼ばせていただきますから」
「いきなりですが、弁慶さんとヒノエってどんな関係なんですか?」
その言葉とともにヒノエはうんざりした顔をする。
逆に弁慶さんは笑顔で飄々と答えてくれた。
「ヒノエは僕の甥にあたるのですよ」
「こいつは親父の弟なんだ」
それを聞いて思わず納得してしまった。
私の顔を見た二人は綺麗な笑みを浮かべた。
「ちょっといいかい、姫君。何か納得しているように見えるんだけど?」
「僕にもそう見えたんですが、理由を教えていただけませんか」
私は二人の顔を見た瞬間、思わずまた固まってしまう。
そんなに顔に出てたのかな・・・?
そしてあまりにも綺麗な二人の笑顔に私は笑って誤魔化して逃げた。
この日私は初めて笑顔で迫られるほど怖いものはないと実感したのであった。
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ふたりに笑顔で迫られたら怖いんだろうなぁ・・・・
・・・・・・[想像中]・・・・・(ブルッ)
やべ・・・まじでこえぇ・・・・・・