待ちに待った日曜日。
やっとこの日が来たよ・・・
今度は道を間違えずに来たので15分で着いた。
そしては真っ直ぐグラウンドに向かう。
「おはようございます!」
グラウンドのフェンス越しに声をかけると近くにいた鳥居さんが迎え入れてくれた。
「おはよ〜ちゃん。時間ぴったりだねぇ〜」
「おはようございます。鳥居さんは眠そうですね」
「お前誰ネ?」
「剣菱の知り合い?」
声をかけられたほうを向くとそこには凄く大きな人と、その上に乗っている中華風の可愛らしい少年。
それから、前髪を上げている人が立っていた。
「ああ、ワンタン、影州、それに土本も」
「あの鳥居さん、彼らは?」
「驚かせてごめんね。こいつらは俺らの仲間なんだ」
「朕は王桃食ネ。ワンタンで良いヨ。こっちは土本ネ」
「俺は中宮影州。ねぇ、これから遊びに行か・・・」
バコッ
痛そうな音とともに中宮さんは頭を抱える。
そんな彼の後ろには中宮紅印さん。
どうやら彼が殴ったようだ。
「いって〜な!何するんだよ!!」
「お黙り。ごめんね、ちゃん。うちの弟が迷惑かけて」
「えっ、弟って・・・」
「影州 紅印 双子」
後から来た霧咲さんが説明してくれた。
「だから苗字が一緒なんですね。
言われてみればなんとなく似てる気がします」
「全然似てねぇ〜よ!!」
「双子なんだから似てるに決まってるでしょ!そんなこと言うのはこの口かしら〜?」
そう言って中宮さん・・・紅印さんは影州さんの口を引っ張る。
影州さんは痛さに涙目になっていた。
「痛てっ。痛て〜よ、頼むから放してくれ!」
「なら口を慎みなさい。
見苦しいところ見せちゃってごめんなさいね。
もう監督に許可は取ってあるから、ベンチのほうにいらっしゃいな」
「あたし、部外者なのにいいんですか?」
「びみょ〜に大丈夫だよ。気にせず入って〜」
私は彼らに連れられグラウンドの中に入っていった。
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