学校が終わった後、急いで西浦高校に向かった。
そこまで遠い高校ではないので30分くらいでなんとか着いた。
制服のまんまだから生徒の視線を感じて居心地が悪い。
我慢しながら誰に声をかけようかと周りを見渡していると、かわいらしい女の子を発見。



「ねぇ、そこの女の子!」
「えっ?私ですか?」
「そう。あのさ、野球部のところに連れてってほしいんだけど」
「野球部ですか?」
「うん。そこの監督に呼ばれてんだよね」
「監督って、百枝監督ですか?」
「そう!って、何で知ってるの?」
「私、野球部のマネージャーをしてるんです」
「そうなんだ。私は
「篠岡千代です」



そんな会話をしていると、百枝さんを発見した。



「百枝さん!」
!」



勢いをつけたまま百枝さんに抱きつく。
百枝さんは軽々と私を抱きとめた。



「よく来たわね!」
「お久しぶりです。あ、アイちゃんもいる〜。久しぶり〜」



百枝さんの飼い犬であるアイちゃんに目を向けると、アイちゃんは嬉しそうに尻尾を振りながら飛び掛ってくる。
ほんと可愛いなぁ〜。
アイちゃんと和んでいると、ユニフォームを着た垂れ目の少年が声をかけてきた。



「監督、そちらの方は?」
「彼女は。これからマネージャー兼コーチをしてもらう子よ」



「「「「「「「「「「え?」」」」」」」」」」



その場に居た者たちがみんな驚いた顔をする。
でもまぁ、しょうがないと思うけどね。
女でしかも他校生がコーチやるなんて言ってるんだから。



「彼女もそれだけの実力があるんですか?」



坊主の少年が不審そうな顔をして言った。
何?その態度。
ちょっとむかつくわ。



「実力を見せればいいのね?そこの少年、ボールとグローブ貸して。
あと、キャッチャーの子は座ってくれる?百枝さん、スピード測って」



ビクビクしている子から、ボールとグローブを借りる。(私そんなにきつく言ったかな?)
そしてマウンドに立ってボールを軽く握る。
久しぶりの感触だ。
ゆっくりとキャッチャーを見据え、大きく振りかぶる。
そして思いっきり投げた。





ドンッ!





「131キロ」
「ちょっと落ちたけど、しょうがないか」
「全力で投げてないんでしょ?」
「だってスカートのまんまなんだもん」



二人でそんな会話をしていると、みんな驚いた顔をしていた。



「これでの実力が分かった?」



こくこくっ



「桐青高校2年、です。よろしくね」




「「「「「「「「「「よろしくお願いします!」」」」」」」」」」






























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無理やり感が否めないけど、スルーで。(学校同士がどのくらい離れてるかなんて知らないもん!)
あと、ボールのスピードも適当。モモカンよりは速いほうがいいなと思って。
(女子がどのくらいのスピードを出せるのかも知らないし)

一応、第1話後で合宿前にヒロインがやってきたということで。