スパイ行動の上に、相手校に喧嘩を売る始末。
は思わずため息が出た。
Time left behind to me 〜私に残された時間〜 02
「はっはっはっ。うん、うん」
「何笑ってやがるセンドー。てめーはオレが倒すつったのを忘れたのか、あ?」
いきなり笑い出した仙道を赤い髪のバカは睨みつけた。
「ああ、おぼえてるぜ」
しかし、仙道には彼の睨みはきいていないらしく、平然と答えた。
そんな彼らの様子にはまたため息をつき、素早く彼らに近づいた。
そして・・・
ドカッ!!!―――ドタンッ!!!
「あんたは一体何やってるのかな? 花道くん?」
はぶっ倒れている人物に声をかける。
しかも先ほど仙道と話していたときよりも低い声。
明らかに怒気が含まれていた。
「いってーーーー!!!一体何し・・・・っ、!?」
花道は驚いた顔をする。
「花道。これは一体どういうことかな?
人がせっかく来てあげたのにさ。あんた、ほんと何やってるわけ?
相手校に喧嘩売ったりなんかして。バスケじゃなくて喧嘩をしに来たの?
いい加減にしないと殴るわよ」
「既に殴ってるだろ!」
「殴ってないわよ。蹴り入れただけ」
「ヘリクツ言ってんじゃねー!!」
「うるさい。花道、あんたあたしにそんな口きいていいと思ってんの?」
ピシッ―――
花道は思わず固まる。
そして・・・
「スミマセンデシタ」
「分かればよろしい」
唖然。
そこにいた人のほとんどが呆然と彼らの様子を見ていた。
とくに一緒にバスケをやってきた湘北の人たちは花道の様子に開いた口が塞がらない状態だった。
だが、彼らの様子を見ていて笑い出した者が数名。
「わっはっはっは!!」
「花道の奴、に怒られてやんの!!」
「アホだな!!」
「だせー!!」
「うるせーーー!てめーら黙ってろ!!」
それは桜木軍団メンバーの4人だった。
は気にせず、また騒ぎ出す花道の耳を掴んで湘北のベンチへと歩き出す。
「いててっ!放せ、!!」
「うっさい。いいからとっととベンチに戻る」
そう言って、は花道を湘北のベンチに連れて行く。
「こいつ、動けないように縛り付けちゃってください」
「はっ!?!?」
反論する花道を尻目にがそう言うと、湘北の人たちは急いで彼を椅子に座らせ縄でぐるぐる巻きにしたのだった。
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