月曜日。
は制服を着て家を出た。向かう先は海南大付属高校。
はそこの3年生であった。
Time left behind to me 〜私に残された時間〜 05
学校に着いたはそのまま校舎には入らず、体育館へと足を向けた。
ボールをつく音やバッシュがなる音、監督や選手たちの声が外からでも聞こえてきた。
中でも、よく聞こえるのは女の子たちの奇声。
朝っぱらだというのに、かなりのハイテンションなご様子。
はあまりのうるささに、思わず顔をしかめた。
体育館の中を覗いてみると、ミニゲームをやっているらしく、
ある特定の人物がシュートを決めるたび女の子たちの声が響き渡っていた。
その特定の人物というのが、身長の高い男の子。
その男の子はSG(シューティングガード)らしく、ボールが渡ると、彼は3Pの位置からシュートをした。
スパッ
ボールはリングに当たることなく、綺麗に入った。
「綺麗なフォーム・・・」
そう小さな声で呟くと、その男の子とばっちり目が合ってしまった。
は思わず目をそらし、その場から離れた。
「・・・何、やってるんだろう、自分」
思わず見惚れてしまった。
本当に綺麗なフォームで、目が釘付けになったのはアイツ以来だった。
は誰にも見られないように、火照った顔を片手で隠しながら校舎のほうへ歩いていった。
神side
「どうしたんだ?神」
シュートを決めた後、その場に立ったまま体育館の入り口のほうを見ている神に、牧は声をかけた。
「牧さん、そこにいた女の子・・・」
「そこにいた?あぁ、もしかしてのことか?」
牧はさきほどそこに居た人物を思い出す。
彼女は『バスケ嫌い』で有名で、体育などでバスケをすることになると、とたんに逃げ出すそうだ。
そんな彼女がここに居たのを偶然見た牧は、あまりに印象強かったのか、神が誰を指しているのかすぐに分かった。
「?知ってるんですか?」
「まぁ、同じクラスだからな。それに彼女はうちの学年で結構有名なんだ」
「有名?」
「『バスケ嫌い』らしい」
「へぇ・・・。ちなみに、下の名前は?」
「たしか、『』、だったかな」
「『』・・・」
彼女の名前を聞いたとたん、神は一瞬目を見開いて、彼はもう一度彼女が居た場所を見る。
そんな神の様子に牧は疑問を覚えるのだった。
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神くん登場。(あと牧さんも)
といっても、接触してないけどね。
野猿なんて出てもいないし。今回は一度も出ないかもしんない。
それから、『アイツ』というのはもちろんあの方です。(←って分かる人居るのかな(汗))