「お互い様でしょ?神 宗一郎くん」



リングから手を離し綺麗に着地すると、は彼に笑顔を向けた。






























Time left behind to me 〜私に残された時間〜 07

























「俺のは不可抗力ですよ。後輩につき合わさせられたんです」
「ふ〜ん。で、その後輩くんは?」
「今ちょうどジュースを買いに行かせてるんです」
「・・・もしかして、パシらせてるの?」




「まさか。『のどが渇いた』って言っただけですよ」




神はにっこりと微笑み、そう答えた。








「・・・神くんっていい性格してるんだね」
「褒め言葉として受け取っときます」








なおもにっこりと笑って答える神。
はただただ呆れるしかなく、小さくため息をついて彼に背中を向ける。
落ちているボールを拾おうと手をのばした。







「ねぇ、先輩」







神がに声をかけてきた。
は神の方を向かず、何気なしに答える。



「うん?何?」







「どうしてバスケやめたんですか?」








思わず伸ばしていた手が止まった。
けれど、そのまま何事もなかったようにボールに触れ、持ち上げる。



「う〜ん。何のこと?」



依然として神に背中を向けたまま、は訳が分からないといった風に答えた。
すると神の表情が変わった。
真剣な面持ちでを真っ直ぐと見る。














「女子中学2・3年連続MVP、桜木





            苗字は違うけど、先輩のことですよね?」













二人の間に沈黙が訪れた。




神の姿は見えないけれど、彼の視線が、想いが、にひしひしと伝わって来た。



彼の中ではすでに確信している。
これ以上誤魔化してもきっと無駄だということが分かる。



でも・・・









が答えをあぐねていると、バタバタと足音が聞こえた。
その音はどんどんと近づいてくる。

そして・・・










「神さん!飲みもん買ってきました!!」










勢いよく入ってきたのは、きっと神が言っていた後輩であろう人物。
彼は肩で息をしながらも笑顔でそう言った。



少年は神以外にも人が居ることに気付くと、大きく目を見開いた。
そして神の表情を見て自分の失態に気付き、冷や汗をかき始める。















「あの・・・神、さん・・・?」















ひくびくとした声で神に声をかける少年。
神は薄く笑みを浮かべた。















「いい度胸だね、信長。・・・覚悟、できてるよね?」



































「ギャーーーーーーーー!!!!!!!!!」





































体育館に一人の少年の叫び声が響き渡った。


































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ひとまず海南編終了。
多少、ヒロインの過去が分かりましたね。
『桜木』は変換できません。まぁ、本当はできたほうがいいんでしょうがめんd・・・
まぁ滅多に出てきませんので。(たぶん)

それにしても、神さんが書きづらかった _| ̄|○
口調とか、性格とか色々と。ほとんど捏造してます。捏造万歳です。(コラ)

後輩っていうのはもちろん野猿(清田)です。
ほんとは出す気がなかったのですが、神さんを黒くするためにはやられキャラが必要だったので(オイ)
きっと野猿はずっとこんなポジションだろうなぁと思います。



お次はついにバスケ部襲撃編。