「で、何隠れてんだ?」
「あはは〜」
は苦笑いして仙道の後ろから顔を出した。
「ひ、久しぶりだね。牧」
Time left behind to me 〜私に残された時間〜16
「あれ?知り合いなんですか?」
「ああ、は海南の生徒なんだ」
「おまけに同じクラスで隣の席だし」とがぼそっと言った。
「それにしても、何でお前がこんなとこにいるんだ?入院してるんじゃなかったのか?」
「入院!?」
「あはは〜(牧の馬鹿!余計なこと言わないでよ!)」
「さん、一体どういうことですか?(にこっ)」
仙道が笑みを浮かべながらそう言った。
ヤバイ!仙道くん、絶対怒ってる!
は顔を引きつらせ、笑って誤魔化そうとする。
「いや、何でもないよ。ちょっと、その、えっと・・・」
「観客席に戻りましょうか。そこでじっくりと話を聞かせてもらいますから」
「それじゃあ牧さん。失礼します」と仙道は笑顔で言って、の腕を引っ張っていく。
は冷や汗を流しながら、目で牧に助けを求めてみた。
「頑張れよ、」
「っ!牧の薄情者ーーーー!!!」
「それで、一体どういうことなんですか?」
仙道は観客席には戻らず、人気のない所に入っていく。
人が全然いない所まで行くとそこで立ち止まり、振り向きざまににそう尋ねた。
「いや、あの、つまりですね・・・」
「俺と流川とでバスケをやってた時も本当は入院中だったんですか?」
「いや、その・・・あ、あはは〜」
「はぁ・・・」
仙道は大きくため息をつく。
は乾いた笑いしか出せなかった。
「どうしてそういう無茶をするんですか・・・」
「いやでももうあの時は元気だったし」
「流川は入院のこと知ってたんですか?」
「あっ、うん。それは知ってるよ。だって湘北で倒れたから」
「は?」
「あ!」
自分の失言には思わず手で口を塞ぎ、そろ〜と仙道の顔を見た。
仙道は驚いた顔をしている。
けれど次の瞬間、超絶笑顔を浮かべた。
「さん?どういうことか説明してくれますよね?」
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